鄭明析(チョン・ミョンソク)牧師がベトナム戦争で使用したアサルトライフル、M16を段ボールで作る!の巻

つれづれ

こんにちは〜! ビバらんまるです⭐︎

先日、教会で鄭明析(チョン・ミョンソク)牧師(※以下、私が普段している呼び方に合わせて「先生」表記とします)がベトナム戦争に参戦した際のエピソードを劇にする機会があり、以前私が該当シーンを漫画にしていたということで、先生役を担当させていただきました( ͡° ͜ʖ ͡°)ワーオ

漫画はこちらから読めます💁‍♀️↓

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先生が戦場で敵であるベトコンの少年に対峙した時、神様の「愛しなさい」という声を聞いて銃を捨てて駆け寄ったというエピソードなのですが、この再現には銃が必要不可欠…!!

とはいえモデルガンはかなり高価ですし、モデルガンをぶん投げるのにも抵抗があったため(モデルガン壊れそうだし床は傷つきそうだし)、段ボールで銃を作ることにしました٩( ‘ω’ )و

ミリオタでもなければ段ボール工作も初めての人間が行うざっくり工作にはなりますが、誰か&何かの参考になるかもしれないので製作過程をまとめておきます。
(作業が後半になるにつれ写真を撮る余裕がなくなり文章ばっかりになります。ソーリー!!)

本記事は演劇で使用する際に遠目から見て「ぽい」クオリティならOK、とにかく本番に間に合わせる…!というスタンスで完成まで押し切ります。

残念ながら正確なサイズや銃の作りについての情報は一切ないので、そこを期待してる方はブラウザバッグプリーズ!!!

平成のニコ動みたいな前置きになっちゃいましたが、早速本題に入りましょう!!

M16とは

まずは今回製作する銃について簡単にご紹介します。

先生が持っていた銃については先生の著書『戦争は残忍だった 愛と平和だ』に記載があります。

先生は狙撃の成績が良かったため、普段はM79というモデルのグレネードランチャーを使用していたそうです。

グレネードランチャーはその名の通りグレネード(=擲弾、手榴弾)を発射する武器。

手榴弾は着弾地点で爆発し周囲にいる人間は敵味方なく被害を受けてしまうので、戦闘後の現場確認作業のような近距離での戦闘が予想される際には、遠距離攻撃用のグレネードランチャーは使用できませんでした。

そのため今回再現するエピソードの作戦時は「AR小銃」を持って現場に向かったそうです。

AR小銃とはアーマライト社が作成するM16自動小銃のこと。
(例えるならペプシコ社の作るコークをペプシって呼ぶみたいな感じでしょうか、知らんけど)

ベトナム戦争で導入されてから、湾岸戦争やイラク戦争でも用いられているみたいです。

身近なところだと、あのゴルゴ13もM16を愛用しています。

【品切れ】 WA《ゴルゴ13》M16スナイパーライフル S-ver. 【WESTERN ARMS】
デスクリプションです

M16はアサルトライフルですが、スナイパー仕様にカスタムして使用しているようです。

今回は下記書籍を参考に制作を進めました。

制作過程

ここからは制作過程についてまとめていきます!

材料

まずは材料を用意します。

  • 段ボール
  • ラッカー(ダイソーにて購入。グレー1本とマットブラック2本を購入しました。)
  • COSボード(筒状の部分は段ボールで作成するのが難しそうだったのでこちらを使用しました)
  • 接着剤(ボンド、両面テープ、瞬間接着剤等)
  • 普通紙1枚

全部で1,500円程です。

段ボールの切り出し

時間もないので、ほとんど定規は使わずフリーハンドで目安となる線を引きカットしていきます。

まずは大きなパーツを切り出していきます。同じ形に切り取って4〜5枚重ねて厚みを出しました。

引越しの時に使った段ボールやAmazonの段ボールが余っていたので、そちらを再利用。

Amazonの段ボールは結構薄いので重ねて厚みを出すのは大変かもしれません。
細かいパーツを作るのには向いているので、場所によって使い分けてあげると良いのではないかなと思います。

大きなパーツは両面テープで接着しました。
(ボンドやのりでもOKですが、接着時間を待つ時間の余裕が無いって人には両面テープをオススメするぜ!!!!!)

カットする目安の線を引き、カッターでカットしていきます。ボールペンで引いてしまうとラッカーで塗装した際に紫色のインクが滲んでしまうので、鉛筆で描くのがオススメです😇
(やらかした人間の忠告は聞いておくもんだぜ、ブラザー…)

グリップの滑り止め?的なところは目立たないですが格子状の切り込みを入れてみました。
(ここは分厚いと不自然なのでAmazon段ボールを使用)

また、段ボールの断面がそのまま見えるのが気になったのでクラフトテープを貼ってみました。

しかしこれが失敗でして…

クラフトテープ、ラッカーの色が乗るには乗るんですが、めっっっちゃくちゃ塗装が剥がれやすいです。ビニール袋に入れて持ち運んだり、服と擦れたりするだけで塗装がペリペリと剥がれてしまいました…

押しつぶした段ボールを断面に合わせて切ってボンドで貼ればラッカーが剥がれることもなく段ボールの断面も見えず綺麗に仕上がるので、クラフトテープよりも断然オススメです。
(逆に塗装しないならクラフトテープでも問題ない気がします。)

この際のポイントは長辺の断面が段ボールの波が見えない向きにすること。断面に波が出てしまうと押しつぶしても段ボールの断面感がなかなか消えないので注意してください。

大まかなパーツのカットと重ね合わせが終わったところ↓

ここまでの所要時間は約3時間でした。

かなり完成像が見えてきたので油断していました。
ここからの作業の方が時間がかかるということをこの時の私はまだ知りません。

COSボードのカッティング

前回別の工作をした際に購入したCOSボードのあまりが残っていたので、白色でしたが塗装して使うことにしました。厚さは5mmの物を使用しています。
今回のために新規購入するなら黒色のCOSボードがオススメです。
塗装面積が大幅に減るので、黒のラッカーも1本で足りる気がします。

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ざっくりとカットした段ボールの型に合わせ、コスボードを筒状になるようにざっくりとカットします。(組み立て後の状態は一つ前の写真参照)

穴を開ける箇所に印をつけます。

カッターで穴をくり抜き、ライターで切り口を炙ってなめらかにします。
炙りすぎると普通に燃えるので気をつけてください。

裏側からA4の普通紙を貼って穴を埋めます。

型に合わせながら接着剤で断面を接着します。
COSボードはポリエチレン製のため、接着剤によっては接着できないことがあるので注意が必要です。

今回はこちらを使用しました。DAISOにて購入。

しっかりと固まるまで忍耐強く待ちましょう。固まったら中の型は外して大丈夫です。

先っちょにもCOSボードを貼り、中心に銃の先っちょ部分を突き刺せる穴を開け、丸めたA4用紙(銃の先っちょ部分)を突き刺しボンドで接着します。ついでにA4用紙の先っちょに段ボールを巻きつけ、銃口らしさを出します。本当は三又型に作り込みたかったのですが時間の関係で断念しました。
その他シルエットに響く箇所(三角のところとか)はパーツを作成しました。

接着しにくい箇所(筒の切れ目等)はパーツが固定されるまで押さえる必要があるので、思っていたより時間を要しました。明確に測ってはいないのですが、COSボード周りの作業だけで3時間くらいかかった気がします。

細かなパーツの作成

大まかなパーツの作成が終わったので、細かいパーツの作成に移ります。

銃の側面にそれぞれ「ぽい」感じにパーツをつけていきます。
作りながら「あ、ここずれてるけどもう直せない」「ここどうなってるのか分からない」という箇所も出てくるかと思いますが、「ざっくりでいいんだ」と自分に言い聞かせて突き進みましょう。

側面にパーツを貼り付けていきます。ちょうどよさそうだったので先程くり抜いたCOSボードのパーツも再利用してみました。

塗装

パーツも出来上がりいざ塗装!!といきたいところですが…

まずはベランダが汚れないよう、チラシやポリ袋、段ボール等で覆ってから作業に入ります。
思ってたより飛沫?が飛ぶので、油断せず広めに覆ってくださいね。
お庭のある素敵なお家に住んでる方はお庭でやるのが良いと思います。

使用するのはDAISOのラッカー。


今回初めて購入したのですが、かなり便利なアイテムだなと感じました!
100均製品なのでなんといっても安いし、仕上がりもいい感じです!
(前回はアクリル絵の具でCOSボード塗装を行ったのですが、塗装のしやすさ、塗装の剥がれにくさの点でラッカーに軍配が上がる気がします。塗装が剥がれにくいといっても、塗装後に変形させるとヒビが入るのはアクリル絵の具塗装時と変わらないので注意してください。)

COSボード部分と後ろ側のパーツは真っ黒なので細かいところを気にせずひたすらスプレータイム。

一度塗りだと素材が透けてしまうので、ムラが消えるまで(2,3回)重ね塗りしました。
一度に大量に塗布すると段ボールが水分に負けて曲がったりするらしいので、着実に重ね塗りしていきます。

ここでも乾くのを待つ時間が必要だということを念頭に入れておきましょう…。
(今思ったけど、この記事読んでる人たちは別に時間に追われてM16作らなきゃいけない状況にはないんじゃないだろうか… まぁいいか…)

パーツによってグレーの箇所とブラックの箇所があるので、先に塗装面積の少ない箇所を塗装&マスキングし、別の色を塗ります。

グレーそのままの色だと少し明るすぎて重厚感が出なかったので、今回はグレー塗装後に軽く黒を吹きかけて色味を深くしてみました。

パーツの合体

ボンドで今まで作ったパーツを合体させていきます。ここも接着が安定するまで手で支えてあげる時間が結構かかるので時間の余裕を見ておいた方が良いかなと思います…。

今回はこちらの速乾ボンドを購入。今回の使用でほぼ空になりました 笑

銃身と真ん中パーツの接着

COSボードが差し込めるよう、本体部分の重ね合わせた段ボールの真ん中に出っ張りを作り、そことクロスするように段ボールのパーツをつけました。その周りをCOSボードで囲み、先程作った筒状のパーツが浮かないよう隙間にCOSボードを挟んでから接着すると安定します。

隙間のサイズによっては接着剤で穴埋めするくらいで良い時もあるかと思いますので、そこは臨機応変に…

真ん中のパーツと後ろ側のパーツの接着

とにかくボンドを大量につけ、しっかり押さえながらボンドが固まるまで待ちます。

その姿はさながら戦場で銃を抱え眠る兵士のようだったといいます…(自伝)

完成!!

なんとか完成しました!!!!

初めての段ボール工作の割にはいい出来なんじゃないかな~と、個人的には満足のいくクオリティになりましたv(´∀`*v)

壊れそうで怖くてリハの時は一度も投げられず、本番全力でぶん投げたのですが、予想通り銃身(A4用紙の筒部分)が根元からぽっきり折れましたw

ちなみに本番後の写真がこちら!!

背景は合成です 笑

銃以外の衣装や小物についても簡単に補足↓
写真や状況から考えて先生が着用してるのはM1ヘルメットかな~と予想。
上野界隈のミリタリーショップを何件か巡ってみたのですが見つからず、AmazonでM1ヘルメットのレプリカを購入しました。

https://amzn.asia/d/2SkhzzV

最初は黒の普通のヘルメットをカーキ色に塗装しようかな~とも思ったのですが、手間削減&今後作画資料にできる、ということで購入しました。

上着は昔の私の趣味です( ˘ω˘ ) 実家から取り寄せたものになります。GU製。
ズボンはメンバーが良さそうなものを貸してくれました\( ・ω・ )/

もうとにかく、奇跡的に本番を迎えられたことに感謝です…!!!!!

おわりに

最後の方は時間を計る余裕もなくとにかく作業に打ち込んでいたのですが、おそらく総制作時間は10時間程かなと思います。

接着や塗装が乾くのを待つ時間、作業としては何もやることないのに時間だけは必要になるのでもどかしかったですが、何とか本番には間に合ったのでほっとしています。

今回、教会のみんなと一緒にそれぞれの個性を活かして神様に栄光を捧げようということで、演劇だけでなく歌やコーラス、ダンス、武道パフォーマンスなどを様々に盛り込んだ舞台を作ることになり、それがどういうわけか先生役決定→M16作成という私にとっては怒涛の展開になりましたが、今までやったことのない段ボール制作にチャレンジできてとても楽しかったですし、先生のベトナム戦争時のエピソードを再現するという貴重な経験をさせていただいたことを嬉しく思います。

舞台映像をお見せできないのが本当に残念ですが、みんなの個性が合わさって素敵な芸術作品になっていて、本当に神様の働きかけを感じるしかありませんでした٩(*´꒳`*)۶°˖✧

素敵な機会に関わらせていただけたことに感謝ですし、何よりみんなの個性や準備が一つになって神様に栄光を捧げられてとっっっても楽しかったです!!!!笑笑

長い記事をここまで読んでくださった皆様にも感謝いたします!!!!
また次回の記事でお会いしましょう~(๑´ω`๑)ノシ♡

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